マシンエージェントとは独立したネットワークエージェントのインストール

ZIP、RPM、または DEB インストーラを使用して、マシンエージェントとは独立してネットワークエージェントをインストールして実行できます。

ZIP ネットワークエージェントのインストール

注:
  • Docker コンテナで実行されているアプリケーションをモニタするためにネットワークの可視性を使用している場合は、ネットワークエージェントもコンテナにインストールする必要があります。「Docker およびネットワークの可視性」を参照してください。
  • インストールスクリプトを実行するには、root としてログインします。
  • その他のすべての操作については、そのホストの指定エージェント管理者(<appd-agent-administrator>)としてログインします。
  1. システム要件を確認します。「ネットワークの可視性に対応した環境」を参照してください。
  2. エージェントインストーラをダウンロードして解凍します。
    注:

    ログインユーザ = エージェント管理者

    1. <appd-agent-administrator> としてエージェントホストにログインします。
    2. AppDynamics ダウンロードポータルにアクセスし、マシン エージェント インストーラをダウンロードして解凍します。
    3. ターミナルウィンドウで、ネットワークエージェントの ZIP パッケージをダウンロードしたフォルダに cd を使用して移動します。
    4. 次のコマンドを入力します。ここで、<network_agent_home> はエージェントソフトウェアをインストールするフォルダです。

      unzip <installer.zip> -d <network_agent_home>

      親パスには、スペースを含むディレクトリ名を含めることはできません。

      /opt/appdynamics/networkVisibility(正)

      /opt/appdynamics/network visibility(誤)

  3. エージェントをインストールします。
    注:

    ログインユーザ = root

    1. ログアウトしてから root としてログインします。
    2. <network_agent_home> に移動し、インストールスクリプト cd <network-agent-home>

      ./install.sh を実行します。

  4. エージェントを起動して確認します。
    注:

    ログインユーザ = エージェント管理者

    1. ログアウトしてから appd-agent-administrator としてログインします。
    2. CLI ウィンドウを開き、次のコマンドを入力します。
      1. <network-agent-home>/bin/start.sh(エージェントを起動します)
      2. <network-agent-home>/bin/appd-netviz.sh status(エージェントが実行されており、エージェントプロセスの PID が表示されることを確認します)
  5. 問題が発生した場合は、「ネットワークの可視性に関する FAQ」を参照してください。
  6. Linux 上でネットワーク可視性を設定する」ワークフローの一環としてネットワークエージェントをインストールする場合は、「Linux 上でネットワークエージェントとアプリケーション エージェントを設定する」に進みます。

RPM ネットワークエージェントのインストール

注: Docker コンテナで実行されているアプリケーションをモニタするためにネットワークの可視性を使用している場合は、ネットワークエージェントもコンテナにインストールする必要があります。「Docker およびネットワークの可視性」を参照してください。
  1. システム要件を確認します。「ネットワークの可視性に対応した環境」を参照してください。
  2. 非ルートユーザーとしてエージェントホストにログインしている場合は、ログアウトしてから root として再度ログインします。
  3. AppDynamics ダウンロードポータルにアクセスし、ネットワーク エージェント インストーラをダウンロードします。
  4. ターミナルウィンドウを開き、次のコマンドを入力します。
    1. sudo rpm -ivh <installer.rpm>opt/appdynamics/netviz にエージェントをインストールします)
    2. sudo service appd-netviz start(エージェントを起動します)
    3. sudo service appd-netviz status(エージェントが実行されていることを確認します)
  5. 問題が発生した場合は、「ネットワークの可視性に関する FAQ」を参照してください。
  6. Linux 上でネットワーク可視性を設定する」ワークフローの一環としてネットワークエージェントをインストールする場合は、「Linux 上でネットワークエージェントとアプリケーション エージェントを設定する」に進みます。

DEB ネットワークエージェントのインストール

注: Docker コンテナで実行されているアプリケーションをモニタするためにネットワークの可視性を使用している場合は、ネットワークエージェントもコンテナにインストールする必要があります。「Docker とネットワークの可視性」を参照してください
  1. システム要件を確認します。「ネットワークの可視性に対応した環境」を参照してください。
  2. 非ルートユーザーとしてエージェントホストにログインしている場合は、ログアウトしてから root として再度ログインします。
  3. AppDynamics ダウンロードポータルにアクセスし、ネットワーク エージェント インストーラをダウンロードします。
  4. ターミナルウィンドウを開き、次のコマンドを入力します。
    1. sudo dpkg -i <installer.deb>(エージェントを opt/appdynamics/netviz にインストールします)(エージェントを起動します。"appd-netviz start/running. process <pid #>" と出力されます)
    2. sudo service appd-netviz status(エージェントのステータスを確認します)
  5. エージェントが起動しない場合は、sudo service appd-netviz start と入力します。
  6. 問題が発生した場合は、「ネットワークの可視性に関する FAQ」を参照してください。
  7. Linux 上でネットワーク可視性を設定する」ワークフローの一環としてネットワークエージェントをインストールする場合は、「Linux 上でネットワークエージェントとアプリケーション エージェントを設定する」に進みます。

Docker コンテナへのネットワークエージェントのインストール

ネットワークエージェントが、同じホスト上の Docker コンテナで実行されているアプリケーションをモニタできます。ホストごとに 1 つのネットワークエージェントを展開し、コンテナ内の Java アプリケーション エージェントによってモニタされるローカルアプリケーションごとに個別のメトリックを収集できます。

AppDynamics では、アプリケーションコンテナと同じホスト上にある Docker ホストネットワークモードの別のコンテナにネットワークエージェントをインストールすることを推奨しています。この推奨事項は、アプリケーション エージェント コンテナが Docker ブリッジまたは Docker ホストモードで実行されている場合に適用されます。

例 1:別のネットワーク内のアプリケーション エージェントの追加

例 2:ホストネットワーク内のアプリケーション エージェントの追加

ネットワークエージェントとアプリケーション エージェントのインストール

  1. サンプル Dockerfile をテキストファイルに貼り付けて、ファイルを保存します。このサンプル Dockerfile には、ネットワークエージェントをインストールするためのコマンドが含まれています。
    FROM centos:centos7
    RUN yum update -y && yum install -y \
    net-tools \
    iproute \
    tcpdump \
    curl  \
    unzip   \
    sysvinit-tools \
    openssh-clients
    WORKDIR /netviz-agent
    ARG NETVIZ_ZIP_PKG
    # copy NetViz agent contents
    ADD ${NETVIZ_ZIP_PKG} .
    # run the agent install script
    RUN unzip *.zip && ./install.sh \
    && sed -i -e "s|enable_netlib = 1|enable_netlib = 0|g" ./conf/agent_config.lua \
    && sed -i -e "s|WEBSERVICE_IP=.*|WEBSERVICE_IP=\"0.0.0.0\"|g" ./conf/agent_config.lua
    # default command to run for the agent
    CMD  ./bin/appd-netagent -c ./conf -l ./logs -r ./run
  2. Dockerfile を保存したディレクトリに移動します。次のように入力して、Docker イメージを作成します。
    docker build --build-arg NETVIZ_ZIP_PKG=/path/to/netviz-agent-pkg.zip -t appd-netviz .
  3. Docker の信頼できるレジストリに Docker イメージをプッシュします。
  4. このサンプル Docker 構成ファイルを使用して、Docker イメージを展開します。または、次のように入力します。
    version: '2'
    services:
    appd-netviz-agent:
    image: path/to/your/docker/image # docker registry image
    network_mode: "host"
    restart: unless-stopped
    ports:
    - '3892:3892'
    cap_add:
    - NET_ADMIN
    - NET_RAW
    docker run -d --network=host --cap-add=NET_ADMIN --cap-add=NET_RAW path/to/your/netviz/docker/image
  5. ネットワークエージェントを設定します。 「Linux でのネットワークエージェントとアプリケーション エージェントの設定」のシングルテナントの設定手順に従います。
    注: シングルテナント設定の場合、netlib を有効にする必要はありません。

アプリケーション エージェントで Docker ホストゲートウェイ IP を指定する

Docker のホストネットワークの外部にある Docker コンテナでアプリケーション エージェントを実行している場合(図の例 1 を参照)、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション エージェントのホストで、次の環境変数を入力します。
    export APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_HOST=$(ip -4 addr show docker0 | grep -Po 'inet \K[\d.]+')
    export APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_PORT=3892
  2. ポートおよびホストアドレスの値を設定します。手順 1 でエクスポートした AppDynamics 環境変数を渡すことによって、アプリケーションの Docker イメージを実行します。例:
    docker run --env "APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_HOST=$APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_HOST"
    --env "APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_PORT=$APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_PORT" <application_docker_image>

アプリケーション エージェントで Docker ホストゲートウェイ IP を指定する

Docker のホストネットワークの外部にある Docker コンテナでアプリケーション エージェントを実行している場合(図の例 1 を参照)、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション エージェントのホストで、次の環境変数を入力します。
    export APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_HOST=$(ip -4 addr show docker0 | grep -Po 'inet \K[\d.]+')
    export APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_PORT=3892
  2. ポートおよびホストアドレスの値を設定します。手順 1 でエクスポートした AppDynamics 環境変数を渡すことによって、アプリケーションの Docker イメージを実行します。例:
    docker run --env "APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_HOST=$APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_HOST"
    --env "APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_PORT=$APPDYNAMICS_NETVIZ_AGENT_PORT" <application_docker_image>

マシンエージェント(バンドルされている)の拡張としてネットワークエージェントをインストールします。

両方のエージェントを同時にインストールする場合は、マシンエージェント(ZIP のみ)の拡張としてネットワークエージェントをインストールして実行できます。

注:
  • Docker コンテナで実行されているアプリケーションをモニタするためにネットワークの可視性を使用している場合は、ネットワークエージェントもコンテナにインストールする必要があります。「Docker とネットワークの可視性」を参照してください
  • インストールスクリプトを実行するには、root としてログインします。
  • その他のすべての操作については、そのホストの指定エージェント管理者 <appd-agent-administrator> としてログインします。
  1. システム要件を確認します。「ネットワークの可視性に対応した環境」を参照してください。
  2. 次の手順を実行して、マシンエージェントをダウンロードして解凍します。
    注:

    ログインユーザ = エージェント管理者

    1. <appd-agent-administrator> としてエージェントホストにログインします。
    2. AppDynamics ダウンロードポータルにアクセスし、マシン エージェント インストーラをダウンロードして解凍します。
    3. JRE がバンドルされている ZIP を使用した Linux へのインストール」ページの説明に従い、Linux の ZIP インストーラを使用してマシンエージェントをインストールします。
  3. 次の手順を実行して、マシンエージェントおよびネットワークの可視性拡張機能をインストールします。
    注:

    ログインユーザ = root

    1. ログアウトしてから root としてログインします。
    2. CLI ウィンドウを開いて、cd <machine-agent-home>/extensions/NetVizExtension./install-extension.sh と入力します。
  4. ネットワークの可視性拡張機能を有効にして、エージェントを起動します。
    注:

    ログインユーザー = エージェント管理者

    1. ログアウトしてから <appd-agent-administrator> としてログインします。
    2. CLI コマンド <machine-agent-home>/bin/machine-agent -d -p <machine-agent-home>/pidfile を入力します(マシンエージェントを起動します)。
  5. 問題が発生した場合は、「ネットワークの可視性に関する FAQ」を参照してください。
  6. Linux 上でネットワーク可視性を設定する」ワークフローの一環としてネットワークエージェントをインストールする場合は、「Linux 上でネットワークエージェントとアプリケーション エージェントを設定する」に進みます。