実稼働EUMサーバーのインストール
インストーラは、次のいずれかの方法を使用して実行できます。
- インタラクティブなコンソールモード
- GUI インストーラ
- サイレントインストーラ
GUIおよびサイレントインストールの方法を以下で説明します。インストーラをインタラクティブなコンソールモードで始めるには、-c スイッチを使用してインストーラを起動します。コンソールモードは、GUI インストーラ画面に表示されるのと同等の情報を入力するよう求めます。
また、応答ファイルを使ってインストーラを起動(無人インストール)することもできます。「サイレントインストーラを使用したインストール作業」を参照してください。
要件
- インストールを始める前に、配布されているインストーラをダウンロードして作業対象のマシン上で開いてください。EUM インストーラは ダウンロードセンターから取得できます。
-
エージェントから EUM サーバーへの接続を確保するため、ネットワークパス上で EUM サーバーの前にあり EUM サーバーに接続を転送するリバースプロキシで SSL トラフィックを終了させることを強く推奨します。ご使用のインストール環境でこれが不可能な場合は、HTTPS を EUM サーバーに直接接続できます。実稼働用カスタムキーストアの設定については、「EUM サーバーの保護」を参照してください。
警告: イベントサービスをインストールし、HTTPSをサポートするように構成する場合、EUMサーバーのインストールを適切に完了させるための措置が必要になります。イベントサービスの証明書の構成が終わったら、分析を有効にしないままEUMサーバーをインストールしてください。次に「EUMサーバーの保護」ページで説明する手順に従って、EUM サーバーのキーストアに証明書をインストールします。イベントサービスプロパティで分析を構成したら、EUM サーバーを再起動します。 - Linux システムでは、
libaioライブラリをインストールしてから EUM サーバーをインストールする必要があります。「EUM サーバーの要件」を参照してください。
GUIインストーラを使用した実稼働デプロイ用EUMサーバーのインストール
EUM サーバーをインストールするマシン上でオンプレミス用の EUM インストーラを実行します。
インストール後のタスク
Splunk AppDynamics EUM サーバーのインストールを完了するには、次の追加のインストール後タスクを実行する必要があります(最後の [Splunk AppDynamics End User Monitoring Setup Wizard] 画面に表示)。
- JVMオプションの構成
- EUMライセンスの設定
- イベントサービスプロパティを
eum.propertiesファイルで構成します - EUM サーバーとコントローラとの接続
- カスタムキーストアの設定による EUM サーバーの保護
JVM オプションの構成
- Windows
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$APPDYNAMICS_HOME\EUM\eum-processor\bin\eum-processor-launcher.vmoptionsファイルの JVM オプションを更新します。-XX:+UseConcMarkSweepGC -XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError -XX:CMSInitiatingOccupancyFraction=50 -XX:NewRatio=1 -Xms4096m -Xmx4096m -DEUM_COMPONENT=processor -Dlogback.configurationFile=bin/logback.xml -Dcom.mchange.v2.c3p0.cfg.xml=bin/c3p0.xml - Linux
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$APPDYNAMICS_HOME/EUM/eum-processor/bin/eum-processorファイルの JVM オプションを更新します。# Add default JVM options here. You can also use JAVA_OPTS and EUM_PROCESSOR_OPTS to pass JVM options to this script. DEFAULT_JVM_OPTS="\ \"-server\" \ \"-XX:+UseConcMarkSweepGC\" \ \"-XX:CMSInitiatingOccupancyFraction=50\" \ \"-XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError\" \ \"-XX:NewRatio=1\" \ \"-Xms4096m\" \"-Xmx4096m\" \ \"-DEUM_COMPONENT=processor\" \ \"-Dlogback.configurationFile=bin/logback.xml\" \ \"-Dcom.mchange.v2.c3p0.cfg.xml=bin/c3p0.xml\""
イベントサービスプロパティの構成
eum.properties ファイルでイベントサービスプロパティを構成します。
EUMライセンスの設定
デプロイメントのタイプに基づいてプロビジョニング手順に従います。
EUM サーバーと Splunk AppDynamics コントローラとの接続
次の手順で EUM サーバーと Splunk AppDynamics コントローラを接続します。
サイレントインストーラを使用したインストール作業
GUI インストーラを使用する代わりに、サイレントインストーラを使用して無人インストールを実行することができます。サイレントインストーラは応答ファイルを初期構成設定用のソースとして使用します。これはインストール作業のスクリプト化や大規模なデプロイを実行する際に有用です。
インストール作業に応答ファイルを使用する場合は、以下のようにします。