動的な環境におけるエージェントの構成
Splunk AppDynamics を構成して、動的な環境でノード名を再利用することができます。ノード名の再利用を有効にしておくと、ノードがシャットダウンされ、Splunk AppDynamics で履歴としてマークされた後、そのノードの名前は後に登録されるノードに再利用できます。また、動的なアプリケーションに対して同時に実行されているすべての JVM 間の関連を示すためにノード名を再利用する際、ノード名のプレフィックスを指定できます。
この環境でエージェントを構成するには、次のプロパティを使用します。
- ノード名の再利用プロパティ:ノード名の再利用を有効にします。
- 自動ノード名プレフィックスプロパティ:自動で名前が付けられるノードに使用するプレフィックスを設定します。
有効にすると、コントローラでエージェントの名前の割り当てが管理されます。連続して増える数がサフィックスとして指定のプレフィックスに追加され、ノード名となります。その他の仕組み(controller-info.xml ファイルまたはシステムプロパティなど)を使用してノード名を指定しないでください。
以下に、起動スクリプトに表示されるプロパティのサンプル設定を示します。
-Dappdynamics.agent.reuse.nodeName=true
-Dappdynamics.agent.reuse.nodeName.prefix=CloudActivator_ノード名の再利用を有効にすると、Javaエージェントは起動後およびコントローラへの登録前に標準出力にログを出力します。エージェント登録の失敗をトラブルシューティングするために、代わりにログファイルをファイルに書き込むこともできます。
ログをファイルに書き込むようにエージェントを構成するには、<agent_home>/<version_number>/conf/logging で log4j-unknown.xml を編集し、次のように AgentLog Appender のコメントを外します。
<!-- To log files to an "unknown" folder before the agent registers
with the Controller, uncomment the line below -->
<appender-ref ref="AgentLogAppender"/>この変更により、登録前のエージェントのログファイルは標準出力ではなく「不明」という名前のディレクトリに書き込まれます。